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執筆者の写真教育エジソン

メンタルケア学術学会にパネリストとして登壇します


 2018年10月13日、新宿のNSビルで行われるメンタルケア学術学会のパネルディスカッションにパネリストとして登壇します。

 シンポジウムのテーマは、「子どもがこころを学ぶこと」で、同学会が実施している「こころ検定」を視野に、心理教育のありかたについて議論するものです。

 小中高の現場の実践経験を持つパネリストの一人として呼ばれ、高校での実践を踏まえて、心理教育の可能性について話します。

 具体的には、T高校でのピアサポート、M高校でのコーピング(学習スキル、人間関係スキル)、現任K高校での「人間関係スキルアップ」の取り組みです。

 とくに注目を集めるM高校のコーピングについては、このプログの「日本教育新聞連載」にも書かれていますが、新しい学校の開校時に決まっていた科目だからこそ、先生方も取り組んでくれた、とてもラッキーな例です。

 心理教育を導入するには、「前例踏襲、新しいことには抵抗」という教員体質を甘く見ないことです。

 だから、「やりたい先生が開き、やりたい生徒が参加する」形が基本です。すると、総合学習の選択講座として実施した、T高校の「ピアサポート」の例が現実的なところです。同じ考えで、部活動などもいいと思います。

 また、「こころ検定」の内容は、自律訓練法や学習心理学まで網羅しており、評価できますが、検定を目標に生徒の学習を組むことには疑問を呈します。知識偏重になる怖れがあるからです。

 心理教育で大切にしてほしい視点は、思春期の心の悩みに応える具体的なものを、体験的ワークを通して伝えることだと考え、それを中心に話す予定です。

 興味のある方にはご参加いただければと思い、書き始めましたが、大会参加の申し込みの〆切はもう過ぎていました。

 ご紹介だけになり、申し訳ありません。

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