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​教育エジソンのブログ
教育方法の発明家 教育エジソン 山崎茂雄 映画を観ているみたいに小説が読める超簡単!イメージ読書術 著者
教育エジソン(山崎 茂雄)

アイデアのひらめく

瞬間が 何より幸せ

アイデアが人の役に

立てば 最高に幸せ

「映画を観ているみたいに小説が読めるカットイメージ」の紹介とセミナー案内、都立チャレンジスクールでの取組み(日本教育新聞連載)、人生道程の中でイメージを活用して来た「私流 イメージ瞑想的生き方」などを掲載しています。

10 キャリア教育① 自他発見から始まる

不登校などの経験を持つ生徒たちに、学びに向う意欲を育むチャレンジスクールの実践。コーピングとともに1年次担任が取組むのは、キャリア教育科目「産業社会と人間(産社)」である。 チャレンジスクールは総合学科制をとるが、総合学科高校では、必修となる科目。教科書はなく各学校の工夫に...

考える力をつける小論文の授業

M高校の国語科には、「小論文」という学校設定科目がある。大学などの推薦入試の小論文対策が目標だが、真のねらいは、目標を目指す過程で、論理的思考力をつけ、社会問題への視野を広げていくことにある。 4,5人の教員で持つその科目の内容を、2年間かけてほぼ固めることができた。出来上...

8 学習スキル③ 理解力がつく学習法

学習スキルを学ぶコーピング・メソッドタイム。意味理解志向を育てるため、年間プログラムの後半は、理解力養成に力点を置いた「暗記ペン学習法」と「箇条書きトレーニング」に4時間ずつ充てる。これらは、いろいろな教科の学習で活用することで、理解の大切さが実感でき、自分で理解力を高めて...

7 学習スキル② 授業ですぐ役立つ技術

学習スキルを学ぶ独自科目コーピング・メソッドタイム。年間プログラムの最初は、ふだんの授業にすぐ役立ち、工夫して学ぶことの意義を実感できるスキルを教える。例えば、黒板の文字を速く筆写するスキル、見やすいノートの書き方、漢字や英単語の記憶法、授業集中のコツ、定期試験に向けた学習...

6 学習スキル① 四つの学習観

独自科目コーピングのもう半分はコーピング・メソッドタイムで、学習スキルを学ぶ。 教師の説明を聴いて理解する。ノートを見やすく書く。漢字や英単語を記憶する。試験に向け準備する…。そうした学習のスキルは、日々の学習経験の中で身につく。その経験自体が乏しかった生徒たちに、学習のス...

5 人間関係スキル④ 心身の緊張を解く

人間関係スキルを学ぶコーピング・リレーションタイム。3本柱の最後は「情動」単元。リラックス法である。 ①呼吸法   呼吸を深くし、心を静める。 ②弛緩法   体の各部に力を入れ、抜くことで心身の緊張を解く。 ③イメージ法 目を閉じて心安らぐ風景を思い浮かべ、体感する。...

4 人間関係スキル③ 主張し理解しあう

人間関係スキルを学ぶコーピング・リレーションタイム。「行動」単元の後半は「アサーション」で、適切な自己主張を意味する。 例えば、今朝買ってきたばかりで楽しみに読んでいた雑誌を、友達から「貸して」と言われた。今読んでいるのだから貸したくない。どうするか。...

3 人間関係スキル② 会話を楽しむ方法

人間関係スキルを学ぶコーピング・リレーションタイム。3本柱の2つ目は「行動」単元で、会話や自己主張などの具体的方法を学ぶ。その際、やり方だけでなく、できるようになるまでの気持ちのステップに重点を置く。 不登校にもいくつかのタイプがあるが、M高校の場合、内向的な生徒の割合が高...

2 人間関係スキル① 人との出来事を柔軟に考える

人間関係スキルを学ぶコーピング・リレーションタイムは、W大学の臨床心理学研究室との共同開発で、認知行動療法の考え方をベースにしている。 しかし、人間関係スキルとは何か。例えば、明るく挨拶する。人の話は素直に聞く。相手の気持ちを考えて話す。――そうした行動のしかたが重要である...

1 不登校生の思いに応える学校

M高校は、チャレンジスクールと呼ばれる三部制の定時制高校である。不登校だった生徒などの高校生活へのチャレンジを支援するため、さまざまな取り組みをしている。 中でもユニークなのは、学校設定科目「コーピング」(1年次必修2単位)である。「対処法」の意味だが、コーピング・メソッド...

元気の出る校内研修会

校内研修会は、外部の講師を呼んで刺激のある話を聞くのもいいが、一方で、現場の教員同士が互いの実践を交流し、高めあう研修こそ重要だ。しかし、型にはまった研究授業、研究協議では、今ひとつ元気が出ない。 そんなとき、吉田新一郎著『効果10倍の〈教える〉技術』(PHP新書)を読んで...

各地の先生方とつながる

M高校の独自科目「コーピング」は、人間関係スキルのワークシートが出版され、さらに学習スキルも含めて教育関係の新聞・雑誌に取り上げられて、全国から問い合わせが増えた。 先日は、岩手県の定時制通信制高校の教員が集まる研修会に講師として呼ばれ、雪の盛岡で先生方と語り合った。不登校...

元気の出るキャリア教育へ

M高校で取り組んできた学校設定科目「コーピング」の開発・実践も、3年を経てひと区切りがついた。 人間関係スキルのリレーションタイムのワークシートは、早稲田の先生方との連名で、出版することができた。日々工夫を重ね、皆で実践した成果を、公にできた喜びは大きい。...

親の老いを支える③ 在宅介護の限界とは

要介護で、身体障害の状態も認知症レベルも進行していく父を、どこまで家庭で介護できるのか。先が見えないまま、家族で取り組む日々だった。 しかし、昨年の3月、妻と母がインフルエンザに罹ってしまった。幸い週末で、息子の協力を得て、家事と看病と介護に明け暮れた。...

リラックス法の授業その後 癒しの声とひと仕事

前回報告した通り、本校の独自科目コーピング・リレーションタイムで、昨年度、呼吸法・弛緩法・イメージ法というリラックス法の授業を実施した。アンケートなどから伺える生徒の評判は悪くないが、慣れない誘導シナリオの朗読は、先生方の負担感が大きかった。そこで今年は、その部分を吹き込ん...

フィットネスの楽しみ

私はもともと運動が苦手なたちだが、27歳でスイミングスクールに通い、カナヅチを克服して以来、水泳を生涯スポーツとして続けてきた。しかし、それも、6年前の再婚直後までで、4年前に、老いた私の両親と同居生活になってからは、仕事の多忙もあり、習慣がぱったり途絶えてしまった。...

親の老いを支える② 父と私

私の父は、花輪の造花製造を生業としていた。物心ついたころから、家には紙製の花が溢れていた。我が家を覗いた女の同級生が、「わー、きれい!」と驚嘆する声を聞いて、そんなものかと思った記憶がある。 造花の製造は、材料の紙を染めるところから始まる。狭い庭に置いたブリキの台に全紙サイ...

親の老いを支える① 父の介護

私の父は、昭和3年生まれで昭三(しょうぞう)という。 80歳。要介護4の認定を受けて、デイケアやショートステイで介護保険を目いっぱい使い、家族ぐるみで介護する日々である。 私が3歳の息子を連れて離婚し、両親のもとに転がり込んでまもなく、父は2度目の腰の手術をした。手術自体は...

リラックス法の授業② 教師はわかってくれない?

リラックス法を教えた「情動」単元のあとは、まとめの「総合」単元だが、最初の二回の授業では、私の提案でグループによる展開とした。第1時は班対抗のクイズ・ゲームで協力し合う雰囲気を作る。そうすると、第2時にはその班で「リレーションタイム」クイズに取組み、楽しみながら年間の学習内...

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