教育エジソン2010年8月1日読了時間: 3分親の老いを支える③ 在宅介護の限界とは要介護で、身体障害の状態も認知症レベルも進行していく父を、どこまで家庭で介護できるのか。先が見えないまま、家族で取り組む日々だった。 しかし、昨年の3月、妻と母がインフルエンザに罹ってしまった。幸い週末で、息子の協力を得て、家事と看病と介護に明け暮れた。...
教育エジソン2009年9月15日読了時間: 3分親の老いを支える② 父と私私の父は、花輪の造花製造を生業としていた。物心ついたころから、家には紙製の花が溢れていた。我が家を覗いた女の同級生が、「わー、きれい!」と驚嘆する声を聞いて、そんなものかと思った記憶がある。 造花の製造は、材料の紙を染めるところから始まる。狭い庭に置いたブリキの台に全紙サイ...
教育エジソン2009年9月1日読了時間: 3分親の老いを支える① 父の介護私の父は、昭和3年生まれで昭三(しょうぞう)という。 80歳。要介護4の認定を受けて、デイケアやショートステイで介護保険を目いっぱい使い、家族ぐるみで介護する日々である。 私が3歳の息子を連れて離婚し、両親のもとに転がり込んでまもなく、父は2度目の腰の手術をした。手術自体は...
教育エジソン2006年11月15日読了時間: 2分友を喪って② 倶会一処(くえいっしょ)NJさんのご焼香に伺ったのは、年が明けた今年の1月2日である。桐生にある妻の実家へ車で向かう途上、妻と小5の息子とともに、寄らせていただいた。北群馬郡榛東(しんとう)村。 NJさんは私より少し若く、独身であったが、何と、ほんの4ヵ月ほど前にお母様を亡くされていた。その悲しみ...
教育エジソン2006年11月1日読了時間: 3分友を喪って① 不思議な縁昨年の9月、かけがえのない友を喪った。 群馬県立N高校の国語教師であった、NJさん。 通勤途上の交通事故で亡くなられたと、彼のお姉様から電話をいただいた。信じられず、そして、切ない気持ちでいっぱいになった。とうとう私たちは、この世でたった一度きりしか会うことができなかったの...
教育エジソン2000年3月1日読了時間: 6分何ゆえに彼らは……(私が喪った生徒達)担任クラスのS君が亡くなった。顔見知りの少年とのトラブルで刺される、という突然の事件だった。 K高校に転任早々、会う前から問題生徒だとさんざん聞かされ、私のストレスを大いに高めたが、私が前向きに面談に望んだら、心を開いて実に楽しげに話してくれた、あのSくんである(「12年ぶ...
教育エジソン1997年12月15日読了時間: 3分人生はセルフコントロール(離婚の事情)12年間暮らした妻と、この夏に別れた。親弟妹以外には、一切そぶりも見せず、友人・知人には、ことが済んでから、転居通知の形で一斉に事実を知らせた。 突然のことで、だいぶ波紋を広げてしまったようだ。特に、夫婦同士でつき合いのあった親友たちは、まさか君たち夫婦が……、よりによって...