「漢字の花火」と「漢字の池」どっちが好き?
国語授業のページでご紹介しているオリジナルの拡散型漢字ゲーム「漢字の花火」と「漢字の池」。 これらのいずれかに毎週、1年間取り組んできた生徒たちのアンケート結果です。 好みはみごとに分かれました。 2つのゲームは脳内の漢字を検索するのに、音から入るか、熟語を思い浮かべるかで...
アイデアのひらめく
瞬間が 何より幸せ
アイデアが人の役に
立てば 最高に幸せ
国語授業のページでご紹介しているオリジナルの拡散型漢字ゲーム「漢字の花火」と「漢字の池」。 これらのいずれかに毎週、1年間取り組んできた生徒たちのアンケート結果です。 好みはみごとに分かれました。 2つのゲームは脳内の漢字を検索するのに、音から入るか、熟語を思い浮かべるかで...
「キャリア教育/グループワーク」のページに、実践的な論文を2編、アップしました。 教育エジソンが3部制定時制高校「チャレンジスクール」で作成・実践した「産業社会と人間」(総合学科の必履修科目 2単位)と、2年次「キャリアデザイン」、卒業年次「キャリアサクセス」(学校設定科目...
日本教育新聞連載「学びに向かう意欲を育む」2011年9月から2012年2月まで、半年間にわたり毎週連載したシリーズです。 都立M高校でのオリジナルな科目の内容を中心に、生徒が主体的に取り組む学習のしかけとその考え方を述べています。...
先日ご紹介したメンタルケア学術学会のパネルディスカッション「子どもがこころを学ぶこと」のプレゼンテーション配布資料を公開します。 パネルディスカッションに参加した方はもちろん、参加されなかった方も、よろしければご活用ください。...
M高校の校長として4年間務めたT先生が、この4月に転任した。同い年であり、志を同じくして共に困難を乗り越え、力を合わせて学校を作ってきた同志である。私が心から敬愛し、信頼している人だ。 いつも飄々として冗談ばかり言っている。生徒に「校長先生、調子はどうですか?」と問わせ、「...
平成23年度から、都立高校では、「学力向上」のために各校で工夫をし、その取組みをまとめて報告する義務が課された。それに先立って、昨年度、本校はその先進実施校の指定を受けた。校長がそれを職員会議に報告したとき、賛否両論あったが、委員長に指名された理科の教員は、「今まで先生方が...
人は否定される不安から自分を防衛し、結果的に、望まない悪循環に陥る。KJ法を通じて私が得たその発見は、人間関係だけではない。勉強でも運動でも、失敗する不安から逃げ腰になるので、うまくできない。気を楽にして根気よく対象と向き合っていけば、大抵のことはできるようになるはずだ。だ...
外部の講師を招いて啓発される校内研修会もいいが、本校の教員自身が主役で、互いに学び合える研修会をしたいと思い、年に2回「授業実践交流会」を実施している。 参加者は全員「私の授業の工夫」をA4の1枚にまとめ、数枚コピーして来る。4人以内のグループに分かれ、レポートのない教員も...
M高校の実践を支える教員集団の力について2回、書いておきたい。 平成22年度本校は、都立高校学力向上開拓推進校の指定を受けた。図に示すのは、そのときに私たちが考えた稔ヶ丘の学力観である。学校教育法第30条が示す学力の三側面の関係を、学習に苦手意識を持つ生徒たちの立場から捉え...
メソッドタイム(学習スキル)の「問題解決のスキル」では、「得意科目の成績をアップするには」をテーマに、発散思考と収束思考を活用した問題解決法を学ぶ。 そのポイントは、思考のステップを分け、書いて考えることである。まず問題点は何か、視野を広げて、思いつくことはすべて箇条書きで...
1年次「産業社会と人間」の最後の単元では、将来設計を立てる。漠然と持っている夢と価値観(価値の優先順位)を明確化して、どんな人生を送りたいか考える。 最初は、人生で実現したい夢を、職業に限らず思いつくまま書き出す。それを図に示す家族・学習など6つの人生領域で分類し、各領域で...
1年次キャリア教育科目「産業社会と人間」では、高一の目標を立てる。立てただけで終わらず、本気で実行するために必要な考え方をまとめたのが、目標実現シートである。 まず目標と目的を書く。目標の先により大きな目的を意識し、目的に向うステップとして具体的な目標を置く。...
学習スキルを学ぶ独自科目コーピング・メソッドタイム。年間プログラムの最初は、ふだんの授業にすぐ役立ち、工夫して学ぶことの意義を実感できるスキルを教える。例えば、黒板の文字を速く筆写するスキル、見やすいノートの書き方、漢字や英単語の記憶法、授業集中のコツ、定期試験に向けた学習...
独自科目コーピングのもう半分はコーピング・メソッドタイムで、学習スキルを学ぶ。 教師の説明を聴いて理解する。ノートを見やすく書く。漢字や英単語を記憶する。試験に向け準備する…。そうした学習のスキルは、日々の学習経験の中で身につく。その経験自体が乏しかった生徒たちに、学習のス...
人間関係スキルを学ぶコーピング・リレーションタイム。3本柱の最後は「情動」単元。リラックス法である。 ①呼吸法 呼吸を深くし、心を静める。 ②弛緩法 体の各部に力を入れ、抜くことで心身の緊張を解く。 ③イメージ法 目を閉じて心安らぐ風景を思い浮かべ、体感する。...
人間関係スキルを学ぶコーピング・リレーションタイム。3本柱の2つ目は「行動」単元で、会話や自己主張などの具体的方法を学ぶ。その際、やり方だけでなく、できるようになるまでの気持ちのステップに重点を置く。 不登校にもいくつかのタイプがあるが、M高校の場合、内向的な生徒の割合が高...
人間関係スキルを学ぶコーピング・リレーションタイムは、W大学の臨床心理学研究室との共同開発で、認知行動療法の考え方をベースにしている。 しかし、人間関係スキルとは何か。例えば、明るく挨拶する。人の話は素直に聞く。相手の気持ちを考えて話す。――そうした行動のしかたが重要である...
M高校は、チャレンジスクールと呼ばれる三部制の定時制高校である。不登校だった生徒などの高校生活へのチャレンジを支援するため、さまざまな取り組みをしている。 中でもユニークなのは、学校設定科目「コーピング」(1年次必修2単位)である。「対処法」の意味だが、コーピング・メソッド...
校内研修会は、外部の講師を呼んで刺激のある話を聞くのもいいが、一方で、現場の教員同士が互いの実践を交流し、高めあう研修こそ重要だ。しかし、型にはまった研究授業、研究協議では、今ひとつ元気が出ない。 そんなとき、吉田新一郎著『効果10倍の〈教える〉技術』(PHP新書)を読んで...