国語授業
ここでは、定時制高校や普通科全日制高校の現場で開発した国語授業のツールやアイデアをご紹介します。
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国語授業から生まれた“映画を観ているみたいに小説が読める” イメージ読書術についてはこちら。
オリジナル授業実践・教材
イメージ読書術(カットイメージ)による芥川龍之介『羅生門』の授業
〈論文〉「カットイメージ読解法」を活用したアクティブ・ラーニングの授業 ― 芥川龍之介『羅生門』の学習展開を例として ―』
論文冒頭のみ掲載(カットイメージ開発の背景=従来の国語授業の批判的考察)
授業プリント生徒作業例 論文中に掲載の1枚
この論文は、著書『映画を観ているみたいに小説が読める 超簡単!イメージ読書術』の巻末読者プレゼントとして差し上げています。ご希望の方は、同書をご覧ください。
オリジナル授業実践
噛み合った反論の力をつける
ディベート「反論ゲーム」
反論ゲームの進め方(写真入)
「反論ゲーム」解説
「反論ゲーム」ワークシート
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小論文学習の一環として考案した授業です。わいわいと全員が参加できるグループワークを通じてディベートの一部を体験し、「噛み合った議論」とは何かを学べます。
具体的な手順を示した「反論ゲームの進め方(写真入)」で、実際の授業の様子をご覧ください。
ワークシート(主張シート、反論シート)はダウンロードしてお使いただけます。
オリジナル授業教材
小論文の学習にも役立つ マイクロディベート
マイクロディベート対戦シート
実施マニュアル(進め方解説)
マイクロディベート役割カード
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堀裕嗣さんがブログで紹介している「マイクロディベート」を、実施しやすくするために作成したワークシートと実施マニュアル(進め方解説)です。
3人1組で賛成、反対、ジャッジを役割分担し、賛成・反対それぞれ1分ずつ主張したらジャッジが勝敗を決する。それを1試合として、役割を回して3試合行なう。
さらにメンバーチェンジして他の仲間と同じことをくり返す。
同じ論題についていろいろな人の主張を聞き、賛成・反対いずれについても理由と根拠の引き出しが増え、論題についての考えが広がっていきます。
学校設定科目「キャリア演習」や「国語表現」の小論文学習で、社会課題への理解を深めて、視野を広げ、思考を柔軟にするために活用しています。
オリジナル授業教材
「レポートとプレゼンテーション」学習
レポート・サンプル『日本はどこでも掘れば温泉が出るってホント?』
プレゼン用ポスター・サンプル(同テーマ)
下線部または画像をクリックすると
文書ファイルが開きます。
新課程では小論文に加えて、レポートの書き方なども重要視されています。
ここでは授業で生徒に示したレポートの実例とプレゼンポスターを公開します。
自作することで私自身も気づきが多く、実感を持った書き方指導ができました。
これを参考に、先生方ご自身がサンプルを書いてみてはいかがでしょうか。
オリジナル授業ワーク
みんなで答えを見つけていく
拡散型漢字ゲーム「漢字の花火」と「漢字の池」
生徒がチョークをリレーして、題に合う漢字を一文字ずつ書いていくゲームです。
答えはたくさんあり、私たちの記憶の中に眠っています。それをみんなで発見していくので、楽しく探究心と発想が喚起されます。
「漢字の花火」コレクション
実際に教室で実施した「漢字の花火」の写真を順次追加していきます。
下線オレンジ色の文字は写真があるので、クリックしてみてください。
文字によって個性があるのが実感できます。
バ ビ ブ ベ ボ パ ピ プ ペ ポ
オリジナル授業実践
夢診断士になって漱石『夢十夜』を読む授業
高校一年の国語総合で、生徒一人一人が夢診断士となって、夏目漱石の小説『夢十夜』を夢分析し、診断書を書くという授業です。
「夢は深層心理の表れである」という考え方で、小説に描かれた夢を吟味し、結果的に作品の読みを深めるのがねらいです。
グループでの作品交流やクラスでの発表、ロールプレイなど多彩な学習活動の仕掛けを用意してあります。生徒たちは楽しんでそれらに取り組み、作品の読みが深まっただけでなく、自分を見つめるきっかけになったという感想も見られました。
国語の授業では、生徒に発問し、やり取りする中で考えを深めさせたいですよね。しかし、つい一部の生徒とのやり取りになったりしていませんか。
また、指名されることを恐れる生徒もいます。指名されて初めて考える生徒や、指名しても考えずに「わかりません」と逃げる生徒などは、もっと多くいるかもしれません。
そうした問題を解決し、全員が参加し、考える授業を実現することをめざして、私が心がけている工夫を紹介します。
もちろん国語だけでなく、他の教科でも役立ちます。
授業技術ワンポイント
一斉授業でアクティブラーニングを実現する発問展開のしかた
オリジナル授業実践
短歌のイメージ読みから鑑賞文創作へ
読んで心に浮かぶイメージに注意を向け、それを鮮やかに体験することが、読みの内的プロセスを活性化する、というアイデアに基づいて考案した実践です。これが、「カットイメージ」の原型となった授業手法です。
短歌、俳句、現代詩、漢詩などでできますが、ここでは、国語表現の授業の中で、鑑賞文制作を目的に、高校生の短歌作品を使った例をご紹介します。
授業では東洋大学学生百人一首から高校生の短歌を引用させていただきました。
オリジナル授業実践
多彩な言語活動で漢詩の世界を体感する授業
漢詩の「同時通訳式」音読唱和練習、場面をイメージ化してグループ交流、そしてイメージをベースにした鑑賞文執筆と、教育エジソンオリジナルのアクティブラーニング技法を縦横に駆使した贅沢な授業。
教科書会社の求めに応じて、アクティブラーニング的な指導案集の一編として執筆したもの。
授業技術ワンポイント
古文・漢文の「同時通訳式」唱和練習
寺子屋式にみんなで声を合わせて古文・漢文を読む練習です。でも、単調にならず、頭が働く仕掛けがあるので、生徒たちは飽きずに取組み、古文・漢文が自然と頭に入り、「わかる」という実感が持てます。
授業技術ワンポイント
古文を「自分で訳せる」喜びを(カンペキ単語帳方式)
国語総合の古文の授業。生徒が自ら古語辞典を引いて現代語訳を作り、それを前提に進めるのが、昔ながらの授業ですが、学校によって、また時代の変化でそれが無理な場合も少なくないのが現状です。その結果、陥りがちなのは、教師が訳し、解説し、生徒はそれを理解し憶えるだけ…という授業。受け身の授業がおもしろいはずはありません。生徒の実態に即しつつ、なおかつ生徒が自分で古文を現代語訳でき、わかるという喜びを体験させたい。そのための授業の工夫です。